きょうの
「なみはな」は
Mana's J-POP。
ゲストは、奄美民謡のシマ唄をルーツにもつシンガー、
城南海(きずき みなみ)さんでした。
やさしく、あたたかく、
それでいて芯のある力強さを持った城さんの歌声は本当に魅力的。
先日訪れた大阪でのワンマンライブは、一曲目の歌いだしからすぅっと引き込まれるような感覚でした。
きょうは、そのライブに行っていた方からも多くメッセージが届きました
ちなみに、私はことしの夏
「島フェス」という小豆島のフェスでも城さんのライブを少し見たのですが、
のんびりゆる~い雰囲気の野外でのステージもステキでした
城さんは、今月新しいアルバム
『尊々加那志~トウトガナシ~』をリリース。
「尊々加那志(とうとがなし)」とは、奄美方言で、
神様や自然、先祖、人々などに対して最大限の感謝の気持ちを表す言葉
アルバムには「祈りうた~トウトガナシ~」という曲も収録されています。
この曲は城さんが初めて、自ら作詞作曲した曲です。
全編、奄美方言。
奄美出身といえど、奄美方言というのは現在ほとんど残っていないそうで、
城さんも歌をはじめてから少しずつ学んできたとのこと。
驚いたのは、実は城さん、
「歌を始めるまでは奄美の言葉やシマ唄にもまったく興味がなかった」ということ!
15歳で鹿児島に移り住んだという城さん。
それまで年上の人を奄美では「○○にーちゃん」「○○ねーちゃん」と呼んでいたのに、
鹿児島では「兄弟じゃないのに、そんなふうに呼ばないよ」と言われ
なんだか冷たい感じがして、カルチャーショックを受けたそうです。
そのころ、奄美が恋しくなった城さんのお兄さんがシマ唄を歌うようになり、
あらためて、奄美の文化や社会のいいところに気づきました。
そして、城さんも歌をうたうようになったとのこと。
今では、奄美の言葉や文化も大好きで
「たくさんの人に奄美の心を伝えていきたい」と話していました。
物腰やわらかで、おだやかな笑顔でお話してくれる城さん、
彼女の音楽からもそんなお人柄が表れています
さて、きょうも番組にお付き合いいただきましてありがとうございました!
これで、私の担当する今週の
「なみはな」はおしまい。
来週は、月曜日が祝日でお休みのため、オンエアではまた来週の火曜日です~
ブログはちょくちょく更新予定なので、よかったら覗きに来てください